保育園イベントの時間はどう決める?給食・午睡まで考えた無理のない組み方

保育園でお楽しみ会や外部出演者を呼ぶイベントを考えるとき、

「何時から始めればいい?」
「30分くらいなら給食前でも大丈夫?」
「午睡に影響しない時間にしたい」

と、時間の決め方で迷うことがあります。

イベントそのものの長さだけを考えると、

「公演時間が30分だから、30分空けておけば大丈夫」

と思ってしまいがちです。

しかし実際には、その前後に、

  • 子どもたちの移動
  • 集合・着席
  • イベント終了後の退場
  • 手洗いや給食準備
  • 午睡への切り替え

などの時間も必要です。

そのため保育園イベントでは、イベント本番だけではなく、その前後を含めて時間を組むことが大切です。

この記事では、給食や午睡まで考えた、無理のないイベント時間の決め方を整理します。

目次

イベント時間は「公演時間」だけで考えない

たとえば、公演時間が30分だったとしても、

開始時刻になった瞬間に全員が着席し、終了と同時に次の活動へ移れるわけではありません。

実際には、

「クラスから遊戯室へ移動する」
「全員が座る」
「先生が人数を確認する」
「イベントが始まる」
「終了後に順番に退場する」

という流れがあります。

人数が多い場合は、この移動だけでも時間がかかります。

そのため、

イベント本番30分+前後の移動・準備時間

という考え方で予定を組む方が現実的です。

時間を決めるときに確認したい4つのこと

イベントの時間帯を決めるときは、次の4つを確認すると考えやすくなります。

1.給食の開始時刻と準備時間

午前中にイベントを行う場合、最初に確認したいのが給食です。

保育園では、給食開始時刻だけでなく、その前に、

  • トイレ
  • 手洗い
  • 移動
  • 配膳準備
  • エプロンなどの準備

が必要になることがあります。

そのため、

「給食が11時30分だから、11時30分までイベントをしても大丈夫」

とは限りません。

園によって必要な準備時間は違います。

給食が始まる時刻から逆算して、イベント終了時刻を決めると無理がありません。

2.午睡までに余裕があるか

給食後に午睡がある園では、午睡までの流れも考えておきます。

イベントが予定より長引き、

給食開始が遅れる
↓
食べ終わる時間も遅れる
↓
午睡準備も遅れる

という形になると、園の1日の流れ全体に影響します。

特に乳児クラスでは、普段の生活リズムを大きく崩さないことも重要です。

イベントだからといって、必ずしも午前いっぱいまで使う必要はありません。

楽しい時間をつくりながら、その後の生活にも余裕を残すという考え方が大切です。

3.移動・集合・着席の時間

イベント開始時刻を決めるときは、子どもたちが会場に入る時間も考えます。

たとえば、遊戯室で全園児が参加する場合、

各クラスが一斉に移動すると混雑することがあります。

そのため、

「○時開始」

という時刻だけでなく、

「何分前から移動を始めるか」

まで決めておくとスムーズです。

人数が多い園では、

  • 乳児クラスから移動する
  • クラスごとに時間をずらす
  • 出演者の準備が終わってから園児を入場させる

などの方法もあります。

子どもたちが長く待つ必要がないように、出演者側の準備と園児の入場時間を合わせることも大切です。

4.イベント終了後の片付けと次の活動

イベントが終わったあとも時間は必要です。

外部出演者がいる場合は、撤収や機材の片付けがあります。

園児側にも、

  • 会場から退場する
  • クラスへ戻る
  • トイレへ行く
  • 手洗いをする
  • 次の活動へ切り替える

といった時間があります。

そのため、

イベント終了時刻=次の活動開始時刻

にしない方が安心です。

少し余裕を持たせておくと、予定より数分押しても慌てずに対応できます。

午前イベントは「1日の流れ」の中で考える

午前中にイベントを入れる場合は、イベントだけを切り取って考えるのではなく、園の午前全体を見てみます。

たとえば、

登園
↓
朝の活動
↓
イベント
↓
移動・片付け
↓
給食
↓
午睡準備

という流れです。

ここで大切なのは、特定の時刻に当てはめることではありません。

園によって登園時間も給食時間も午睡時間も違います。

そのため、自園の通常スケジュールの中にイベントを入れてみて、前後が窮屈にならないか確認することが重要です。

イベント開始を早くしすぎてもよいとは限らない

給食や午睡に余裕を持たせようとして、

「できるだけ朝早く始めよう」

と考えることもあります。

しかし、早ければよいとは限りません。

登園直後は、

  • まだ全員が揃っていない
  • 朝の支度が終わっていない
  • 子どもが園生活へ切り替わっている途中

ということもあります。

保護者参加イベントの場合は、保護者の入場時間も必要です。

そのため、

後ろの予定だけでなく、イベント前の園の流れも確認することが大切です。

0歳〜6歳が参加する場合は年齢差も考える

全園児参加の場合は、イベント時間の長さにも注意が必要です。

年長児が楽しめる時間でも、乳児には長く感じることがあります。

逆に短すぎると、幼児クラスには物足りなく感じる場合もあります。

必ず全員が同じ時間、同じ姿勢で参加する必要はありません。

たとえば、

  • 乳児だけ途中で退出できる
  • 小さい子は先生の近くで見る
  • 年齢によって参加方法を変える

という方法もあります。

時間設定だけで解決しようとせず、参加方法にも余白を持たせると運営しやすくなります。

長いイベントより「ちょうどよく終わる」ことも大切

イベントを企画すると、

「せっかく外部出演者を呼ぶなら、できるだけ長く楽しんでもらいたい」

と思うことがあります。

ただし、子ども向けイベントは長ければよいとは限りません。

集中して楽しんでいるうちに終わる方が、

「もっと見たかった」
「楽しかった」

という印象で終わることもあります。

特に、その後に給食や午睡がある場合は、園の1日の流れを崩してまで長くする必要はありません。

イベントの内容と、子どもの年齢、園のスケジュールのバランスを見ることが大切です。

外部出演者には給食・午睡の時間も伝える

外部出演者へ問い合わせるときは、

「午前中希望です」

だけではなく、

「○時ごろから給食準備が始まります」
「その後に午睡があります」
「○時までには園児をクラスへ戻したいです」

など、園側の事情を伝えると予定を組みやすくなります。

すべて正確に決まっていなくても、

「給食前に終わる形を希望しています」

という伝え方でも十分です。

出演者側で準備時間や撤収時間が必要な場合もあるため、本番時間だけでなく、会場を使用できる時間も合わせて確認すると安心です。

準備時間は子どもがいない状態で取れるとスムーズ

外部出演者によっては、本番前に機材準備や確認が必要です。

その際、子どもたちがすでに会場に入っていると、

「まだ始まらないの?」
「何をしているの?」

と待つ時間が長くなることがあります。

可能であれば、

出演者の準備
↓
先生との確認
↓
園児入場
↓
イベント開始

という順番にするとスムーズです。

園児が会場に入ってから長時間待たなくて済むように調整できるか、事前に確認しておくとよいでしょう。

時間に余白をつくっておくと当日慌てにくい

保育園イベントでは、予定通りに進まないこともあります。

子どもの移動に少し時間がかかったり、トイレ対応が必要になったりすることもあります。

そのため、分刻みで予定を詰めすぎるより、

数分ずれても次の活動に影響しない余白

をつくっておく方が安心です。

この余白は「何もしない無駄な時間」ではありません。

子どもたちも先生も慌てずに切り替えるための時間です。

イベント時間を決めるときの簡単な考え方

迷った場合は、次の順番で考えると整理しやすくなります。

まず、動かせない予定を確認します。

たとえば、

  • 給食
  • 午睡
  • 登園
  • 降園
  • 保護者の集合時間

などです。

次に、その前後に必要な準備時間を考えます。

最後に、残った時間の中で無理のないイベント時間を設定します。

つまり、

イベントを先に決めて園の予定を合わせるのではなく、園の1日の流れにイベントを合わせる

という考え方です。

まとめ|イベント前後まで含めて時間を決める

保育園イベントの時間を決めるときは、公演時間だけを見ないことが大切です。

確認したいのは、

給食の開始時刻と準備時間
午睡までの余裕
移動・集合・着席の時間
終了後の片付けと次の活動への切り替え

です。

園によってスケジュールは違うため、「何時からが正解」という決まった時間はありません。

まずは普段の1日の流れを確認し、その中で子どもたちや先生が慌てずに参加できる時間帯を探してみてください。

外部出演者を呼ぶ場合も、給食や午睡など園側の予定を伝えておけば、無理のない進行を相談しやすくなります。

イベントそのものだけでなく、その後もいつもの園生活へ自然に戻れること。

そこまで含めて考えると、保育園らしい無理のないイベント時間をつくりやすくなります。

この記事を書いた人

TOMOのアバター TOMO キッズパフォーマー

全国の幼稚園や保育園で、お子様向けのマジック・シャボン玉ショーをしている、キッズパフォーマーのTOMO(トモ)です!

私は、もともと看護師をしており、ガン病棟で働いていました。そこには、自分の意志で身体を動かすことができない子も多く、病気と闘う子どもたちを笑顔にしたいという想いでマジックを練習するようになり、気づけばキッズパフォーマーとして全国を渡り歩くようになりました。

目次