図書館の児童向けイベントで外部出演者を呼ぶときの考え方

図書館の児童向けイベントについて施設担当者と外部出演者が事前相談する一般的なイメージ

図書館で児童向けイベントを企画するとき、外部出演者を呼ぶことがあります。

その際は、イベント内容だけでなく、図書館という施設が普段どのように利用されているかを踏まえて、会場の使い方や当日の進行を考えることが大切です。

図書館では、イベント参加者だけでなく、本を読んでいる人、資料を探している人、静かに過ごしている利用者などが同じ時間帯にいる場合があります。

そのため、外部出演者を呼ぶ場合は、イベント会場として使う範囲、通常利用との距離、音や人の動き、参加者の出入り、施設職員と出演者の事前共有などを確認しておく必要があります。

この記事では、特定の演目そのものではなく、図書館施設側の視点から、児童向けイベントで外部出演者を受け入れるときに考えたいポイントを紹介します。

目次

まずイベントを行う場所と通常利用エリアの関係を確認する

図書館でイベントを行うときは、イベント用に使う場所だけを見るのではなく、その周囲で通常利用が続くかどうかも確認します。

例えば、

  • 児童向けスペースの一角を使う
  • 多目的スペースを使う
  • 閲覧席から少し離れた場所を使う
  • 通常利用エリアと同じ空間の中で一部をイベントに使う

など、施設によって使い方は異なります。

どの場所をイベントに使えるかは、図書館ごとの構造や運用方針によって変わるため、他施設の例をそのまま当てはめるのではなく、実際の施設条件を確認することが重要です。

通常利用者が同じ時間帯にいることを前提に考える

図書館は、イベント参加者だけのための施設ではありません。

イベント開催中も、通常利用者が本を読んだり、資料を探したり、閲覧席を利用したりしている場合があります。

そのため、

  • イベントの音が通常利用エリアへどの程度届くか
  • 参加者の移動が閲覧席の近くを通らないか
  • イベント参加者と通常利用者の動線が重なりすぎないか
  • イベント終了後も通常利用へ戻しやすいか

といった点を確認しておくとよいでしょう。

通常利用を完全に止めることを前提にせず、施設全体の使われ方とイベントをどう共存させるかを考えることが大切です。

イベントの音は施設条件に合わせて考える

児童向けイベントでは、説明、拍手、参加者の声、音楽など、普段の図書館利用より音が出ることがあります。

一方で、図書館は静かに利用する人も多い施設です。

そのため、音については、

  • イベントを行う場所と閲覧席の距離
  • 扉や間仕切りの有無
  • 同じ時間帯の通常利用状況
  • 使用する音響や進行方法
  • 施設側で許容できる範囲

などを事前に確認します。

この記事で固定の音量基準を示すものではありません。具体的な音の扱いは、施設ごとの方針や会場条件に合わせて調整してください。

参加者の出入りと通常利用者の動線を確認する

イベント参加者が集まると、通常より人の移動が増えることがあります。

特に、受付、開始前、終了後、途中参加や途中退出の場面では、人が同じ場所に集まりやすくなります。

そのため、

  • イベント参加者がどこから入るか
  • 会場までどの経路を通るか
  • 通常利用者の通路をふさがないか
  • イベント終了後に混雑しすぎないか
  • 途中で会場を離れる場合に移動しやすいか

などを確認しておきます。

具体的な通路幅や配置は施設ごとに異なるため、一律の基準として決めるのではなく、実際の会場を見ながら考えます。

施設職員と外部出演者が事前に会場条件を共有する

外部出演者は、普段からさまざまな施設でイベントを行っている場合があります。

ただし、図書館特有の利用方法や、当日の通常利用状況までは把握していないことがあります。

そのため、事前に、

  • イベントに使える場所
  • 通常利用者がいるエリア
  • 出入口や移動経路
  • 使用できる設備
  • 音に関する施設側の考え方
  • イベント前後に必要な切り替え

などを共有しておくことが大切です。

図書館で通常利用と児童向けイベントが共存し施設職員と外部関係者が事前確認をしている一般的なイメージ

※画像は、図書館内で児童向けイベントと通常利用が共存し、施設職員と外部関係者が事前確認をしている一般的な生成イメージです。中央の読み聞かせ場面も、実在施設・実在人物・実際の開催実績や、キッズパフォーマーTOMOの提供演目を示すものではありません。特定施設の標準配置、固定人数、固定時間、音量基準、安全基準を示すものでもありません。

使用できる設備や備品を確認する

外部出演者を呼ぶ場合は、会場で何を使用できるかも確認しておきます。

例えば、

  • 机や椅子
  • スクリーンやモニター
  • 電源
  • 音響設備
  • 準備物を置ける場所
  • イベント中に使える前方スペース

などです。

ただし、設備の有無や使用条件は施設によって異なります。

一般的なイベント会場の条件をそのまま当てはめず、実際の図書館で使用できる設備を確認してください。

持ち込み物の置き場所も事前に確認する

外部出演者が道具や機材を持ち込む場合は、イベント中だけでなく、準備前後の置き場所も確認しておくと進めやすくなります。

確認したい点としては、

  • 持ち込み物をどこへ置くか
  • 通常利用者の通路をふさがないか
  • 準備中に置いておける場所があるか
  • 終了後に搬出するまでの置き場所があるか

などがあります。

具体的な置き場所や搬入方法は、施設側と出演者側で事前に相談します。

通常利用者への案内が必要か確認する

イベント開催によって、普段より音や人の動きが増える場合は、通常利用者への案内が必要になることもあります。

例えば、

  • イベントを行う時間帯
  • 使用する場所
  • 一部スペースの使い方が変わること
  • 通常利用できる場所

などを、施設側の運用に合わせて案内する場合があります。

どのような案内を行うかは施設ごとに異なります。この記事で一律の掲示方法や周知方法を定めるものではありません。

児童向けイベントの参加方法を事前に整理する

図書館の児童向けイベントでは、事前申込制、当日参加、途中参加など、施設や企画によって参加方法が異なります。

そのため、

  • 誰が参加できるか
  • どこで参加者を案内するか
  • 途中参加できるか
  • 途中退出できるか
  • 保護者が一緒に参加するか

などを事前に確認しておくと、外部出演者とも進行を相談しやすくなります。

固定の参加方法を前提にせず、施設の方針とイベント内容に合わせて考えます。

参加者と通常利用者の境界を分かりやすくする

イベント参加者と通常利用者が同じ空間にいる場合は、どこがイベントエリアなのか分かりやすくしておくと利用しやすくなります。

例えば、

  • 座席の向きで区別する
  • 家具の配置で範囲を分かりやすくする
  • 施設職員が案内する
  • イベント用の場所を一部に限定する

などの方法が考えられます。

ただし、仕切り方や配置は施設の構造によって異なります。

固定の標準配置を作るのではなく、通常利用との共存を考えながら調整しましょう。

施設職員の役割と外部出演者の役割を分けて考える

外部出演者を呼んでも、図書館の通常運営や利用者対応まで出演者へ任せるわけではありません。

施設側では、

  • 通常利用者への対応
  • イベント参加者の案内
  • 出入口や会場周辺の確認
  • 必要に応じた進行調整
  • 出演者との連絡

など、施設側が担当する範囲を確認しておきます。

出演者側は、事前に共有された施設条件を踏まえてイベントを進めます。

具体的な役割分担は、施設の体制やイベント内容に合わせて調整してください。

当日の通常利用状況に応じて調整できる余地を残す

イベント当日は、事前に想定していたより通常利用者が多いこともあります。

その場合に、

  • イベントエリアを少し縮める
  • 座席や家具の配置を見直す
  • 開始前の案内方法を変える
  • 進行方法を調整する

ことが必要になる場合があります。

最初に決めた配置や進行を必ずそのまま実施するのではなく、施設側と出演者側で必要に応じて相談できるようにしておくことが大切です。

図書館では「静かにすること」だけを基準にしない

図書館でイベントを考えるとき、「音を出さないこと」だけに意識が向くことがあります。

しかし、児童向けイベントでは、子どもが反応したり、参加したりすることで一定の音が出ることもあります。

大切なのは、イベントを無音にすることではなく、

  • どの場所で行うか
  • 通常利用との距離をどう取るか
  • どの程度の音が出る内容か
  • 施設側がどの範囲なら対応できるか

を事前に共有することです。

音の扱いも、施設ごとの方針や当日の条件に合わせて判断します。

特定の演目ではなく「図書館で行う条件」を先に共有する

外部出演者へ相談するときは、演目の内容だけでなく、図書館で実施することによって生じる条件を伝えることが大切です。

例えば、

  • 通常利用者が同じ時間帯にいること
  • 静かな利用エリアが近くにあること
  • イベントに使える範囲が限られる場合があること
  • 途中参加や途中退出がある場合があること
  • 施設職員と進行を調整する必要があること

などです。

特定のマジックや読み聞かせなどを前提にするのではなく、まず施設条件を共有したうえで、実施できる内容を相談します。

図書館で外部出演者を呼ぶときは「通常利用との共存」を中心に考える

図書館の児童向けイベントで外部出演者を呼ぶときは、イベントだけを独立して考えるのではなく、通常利用とどのように共存させるかを施設側で整理することが大切です。

企画段階では、次の点を確認しましょう。

  • イベントに使用する場所
  • 通常利用者がいるエリアとの関係
  • 音の出方と施設側の考え方
  • 参加者と通常利用者の動線
  • 使用できる設備や持ち込み物
  • 児童向けイベントの参加方法
  • 施設職員と外部出演者の役割分担
  • 当日の利用状況に応じて調整できるか

今回の本文画像①は、図書館内で通常利用と児童向けイベントが同じ時間帯に行われ、施設職員と外部関係者が事前共有をしている一般的な生成イメージです。画像中央の読み聞かせ場面も、実在する図書館・人物・開催実績や、キッズパフォーマーTOMOの提供演目を示すものではありません。

図書館という施設の日常的な使われ方を外部出演者と共有し、会場利用・通常利用との距離・音・動線・参加方法を施設条件に合わせて調整することが、児童向けイベントで外部出演者を呼ぶときのポイントです。

図書館で児童向けの外部出演イベントを検討されている方は、通常利用との関係や会場の使い方、音や参加方法など、施設側の条件を整理しておくと相談を進めやすくなります。

キッズパフォーマーTOMOの出演についてご検討中の方は、公式お問い合わせフォームからご相談ください。図書館でのイベント内容や会場の条件などをお知らせいただき、実施方法について相談を進められます。

この記事を書いた人

TOMOのアバター TOMO キッズパフォーマー

全国の幼稚園や保育園で、お子様向けのマジック・シャボン玉ショーをしている、キッズパフォーマーのTOMO(トモ)です!

私は、もともと看護師をしており、ガン病棟で働いていました。そこには、自分の意志で身体を動かすことができない子も多く、病気と闘う子どもたちを笑顔にしたいという想いでマジックを練習するようになり、気づけばキッズパフォーマーとして全国を渡り歩くようになりました。

目次