図書館イベントでマジックショーを活用する方法|ショーから本への興味につなげる

「図書館イベントでマジックショーをやるなら、ショーを見て終わりではもったいない」
そんな考え方があります。
マジックショーは、その場で驚いたり笑ったりするだけでも楽しい時間になります。
ただ、図書館という場所では、そこからさらに
「もっと知りたい」 「自分でもやってみたい」 「本で調べてみたい」
という興味へつなげることもできます。
この記事では、図書館イベントでマジックショーを活用し、ショーから本への興味につなげる考え方を紹介します。
図書館イベントとマジックは相性がいい
図書館イベントというと、
- 読み聞かせ
- 工作
- 講座
- 展示
などをイメージする方も多いと思います。
そこにマジックショーを組み合わせると、普段とは少し違った入口を作ることができます。
マジックを見ると、
「どうしてこうなったんだろう?」
「仕掛けがあるのかな?」
「自分でもやってみたい」
と疑問や興味が生まれることがあります。
その**「知りたい」という気持ちを、本へつなげやすいこと**が、図書館イベントでマジックを活用する面白さです。

ショーだけで終わらせない流れを作る
図書館イベントでマジックショーを行う場合、
ショーを見る ↓ 少し体験する ↓ もっと知りたくなる ↓ 本を手に取る
という流れを作ることもできます。
すべてのイベントでこの形にする必要はありません。
ただ、最初から
「ショーのあと、子どもたちにどんな行動をしてほしいか」
まで考えておくと、イベントの設計が変わってきます。
単に楽しい時間を提供するだけでなく、その後の興味や学びにつなげることができます。
簡単なマジック体験を入れる方法
ショーを見たあとに、簡単なマジック体験を入れる方法もあります。
ここで大切なのは、たくさんのマジックを教えることではありません。
一つの簡単な体験でも、
「自分にもできた」
「もう一つやってみたい」
「他のマジックも知りたい」
という気持ちにつながることがあります。
マジック体験は、ショーとは違って、子ども自身が手を動かす時間です。
そのため、「見る」から「やってみる」への橋渡しとして使うことができます。
全部を教えないからこそ、本へつながることもある
マジック体験というと、
「せっかくなら、たくさん教えた方がいいのでは?」
と考えるかもしれません。
しかし、図書館イベントでは、すべてをその場で教え切らないという考え方もあります。
少し体験して、
「他にはどんなマジックがあるんだろう?」
という疑問を残す。
そして、その答えを本で探してもらう。
この流れができれば、イベントが終わったあとも興味が続きます。
キッズパフォーマーTOMOも、図書館イベントでは、
ショー ↓ 簡単なマジック教室 ↓ 興味を持った子どもがマジックの本を借りる
という導線を提案した経験があります。
演者がすべてを教えるのではなく、その先の興味への入口を作るという考え方です。
マジックの本を見つけやすくしておく
ショーのあとに本への興味をつなげたい場合は、子どもが本を見つけやすい状態にしておくことも大切です。
たとえば、
- マジックに関する本をまとめておく
- 関連する本のコーナーを作る
- 子ども向けの本を見つけやすくする
- イベント後に本棚へ自然に移動できるようにする
といった工夫が考えられます。
ショーを見て気持ちが高まっているタイミングで、すぐ近くに関連する本があれば、手に取るきっかけを作りやすくなります。

「マジックの種明かし本」だけではない
マジックから興味が広がる先は、種明かしや手品の本だけとは限りません。
たとえば、
- 錯覚
- 科学
- 心理
- 工作
- 歴史
- パフォーマンス
など、マジックと関連するテーマへ興味が広がることもあります。
「どうしてそう見えるの?」
という疑問から科学へ。
「自分でも作りたい」
という気持ちから工作へ。
一つのマジックショーが、別の本やテーマとの出会いにつながることもあります。
前に出たくない子も楽しめる
マジック体験や参加型イベントというと、前に出る子どもが中心に見えるかもしれません。
しかし、全員が前に出る必要はありません。
客席から、
- マジックを見る
- 驚く
- 考える
- 本を探す
- 家に帰ってから調べる
という楽しみ方もあります。
イベントで大切なのは、全員に同じ体験をさせることではなく、それぞれが興味を持てる入口を作ることです。
図書館だからこそ「イベントのあと」が作れる
通常のイベントでは、ショーが終われば、そのまま帰ることもあります。
一方、図書館では、イベント終了後もその場に本があります。
これは大きな特徴です。
ショーを見て、
「もっと知りたい」
と思った瞬間に、その場で本を探せます。
つまり、図書館では、
イベントの終わりを、次の体験の始まりにすることができます。
マジックショーを単発の催しとして終わらせず、読書や調べ学習への入口として活用できるのです。
イベントを考えるときに確認したいこと
図書館イベントでマジックショーを企画するときは、
- ショーだけにするのか
- 簡単な体験も入れるのか
- イベント後に本へ誘導するのか
- 関連書籍を用意するのか
- どの年代の子どもが参加するのか
などを事前に考えておくと、企画の方向を決めやすくなります。
マジックショーそのものだけでなく、イベント前後の流れまで含めて考えることがポイントです。
マジックを「本への入口」にする
図書館イベントでマジックショーを活用する方法は、
「楽しいショーを見てもらうこと」
だけではありません。
ショーを見て驚く。
少しやってみる。
もっと知りたくなる。
そして本を手に取る。
この流れを作ることで、マジックが読書や学びへの入口になります。
すべてをイベントの中で完結させなくても構いません。
むしろ、
「続きは自分で調べてみたい」
という気持ちが残れば、その先にある本や新しい興味につながります。
図書館という場所だからこそ、マジックショーのあとにも続く体験を作ることができます。





