企業ファミリーデーで会社紹介と家族向け企画を両立するには?

企業ファミリーデーを企画するとき、
「家族にも会社のことを知ってもらいたい」
「でも、会社説明ばかりのイベントにはしたくない」
「家族向け企画と会社紹介は、どう両立すればよい?」
と迷うことがあります。
企業ファミリーデーには、社員本人だけでなく、その家族も参加します。
そのため、会社について伝える時間を設ける場合も、普段の社内説明と同じ考え方をそのまま当てはめればよいとは限りません。
まず整理したいのは、
会社紹介で家族へ伝える「情報」と、家族向け企画で共有する「体験」は、同じ役割ではない
という点です。
会社紹介では、「今回、家族に何を知ってもらいたいのか」を整理します。
一方、家族向け企画では、親子や家族がイベントの中でどのような時間を過ごすのかを考えます。
どちらか一方へすべての役割を持たせるのではなく、それぞれの役割を分けたうえで、イベント全体の目的に合わせて組み合わせることが大切です。
この記事では、企業ファミリーデーで会社紹介と家族向け企画を両立するときに、何を分けて考えればよいのかを整理します。
※本記事のアイキャッチ画像は、企業ファミリーデーで会社紹介と家族向け企画を検討する場面を表した一般的な生成イメージです。実在する企業・担当者・開催事例や、特定企業の会社紹介資料を示すものではありません。
会社紹介と家族向け企画は、まず役割を分けて考える
会社紹介と家族向け企画は、同じ企業ファミリーデーの中にあっても役割が異なります。
会社紹介は、会社について何らかの情報を伝える時間です。
家族向け企画は、家族がイベントの中で体験したり、一緒に見たり、それぞれの方法で過ごしたりする時間です。
ここを一緒にしてしまうと、
「家族向け企画の中で会社のことも全部伝えたい」
「会社紹介の時間だけで家族にも楽しんでもらいたい」
と、一つの企画へ多くの役割を持たせやすくなります。
しかし、会社について情報を伝えることと、家族がイベントを体験することは別の目的です。
最初にそれぞれ何を担当する時間なのかを分けて考えると、イベント全体を整理しやすくなります。

※画像は、企業ファミリーデーにおける会社紹介と家族向け企画の役割の違いを説明する一般的な生成イメージです。実在する企業・家族・開催事例を示すものではなく、会社紹介と家族向け企画を必ず組み合わせることを示すものでもありません。
最初に「会社について何を知ってもらいたいか」を絞る
会社紹介を入れる場合でも、会社に関するすべての情報を一度に伝える必要があるとは限りません。
まず考えたいのは、
今回のファミリーデーで、家族に会社のどの部分を知ってもらいたいのか
ということです。
何を伝える必要があるのかは、企業ごと、イベントごとに異なります。
そのため、先に「会社紹介をする」とだけ決めるのではなく、
- 今回、家族へ伝えたいことは何か
- その情報は、このイベントで伝える必要があるのか
- どこまで伝えれば今回の目的として十分なのか
を整理します。
会社紹介の目的が曖昧なままだと、伝えたい情報が増え、家族向け企画との役割も分かりにくくなります。
大切なのは、会社に関する情報量を増やすことではなく、今回のイベントで会社紹介に何を担わせるのかを明確にすることです。
家族向け企画には「会社説明」を過剰に背負わせない
企業ファミリーデーでは、家族向け企画と会社紹介を関連づけたいと考えることがあります。
ただし、家族向け企画の中へ会社情報を多く入れれば、会社紹介と家族企画が自動的に両立するわけではありません。
家族向け企画には、家族で同じ時間を過ごす、何かを体験する、見て楽しむなど、その企画自体の役割があります。
そこへ会社説明の役割まで過剰に持たせると、
- 何を楽しむ企画なのか分かりにくくなる
- 会社紹介として何を伝えたいのかも曖昧になる
- 一つの企画へ複数の目的を詰め込みすぎる
状態になりやすくなります。
企業イベントに子ども向け企画を入れる意味そのものについては、企業イベントで子ども向け企画を入れる意味とは?で詳しく整理しています。
この記事で重要なのは、家族向け企画の意味そのものをもう一度説明することではありません。
家族向け企画には家族向け企画の役割を持たせ、会社紹介の役割と混同しないことです。
「会社紹介」と「大人向け交流」は同じものではない
企業ファミリーデーでは、大人同士が交流する時間を設けることもあります。
ただし、会社紹介と大人向け交流は同じものではありません。
会社紹介は、会社に関する情報を伝えることが中心です。
一方、大人向け交流は、社員同士や家族同士が会話したり、それぞれのペースで関わったりする時間です。
そのため、
「大人向けの時間を作ったから会社紹介もできている」
「会社紹介をしたから大人同士の交流時間も作れた」
と一つの役割として扱う必要はありません。
子ども向け企画と大人向け交流の組み合わせ方については、企業ファミリーデーで子ども向け企画と大人向け交流を両立するには?で確認できます。
会社紹介を検討するときは、大人交流とは別に、何を伝えるための時間なのかを確認する必要があります。
会社紹介と家族向け企画を必ず直接つなげる必要はない
会社紹介と家族向け企画の両方を行うと、
「二つを何かの形でつなげなければならない」
と考えることがあります。
しかし、必ずしも一つの内容として一体化する必要はありません。
会社紹介は情報を伝える役割。
家族向け企画は家族が体験する役割。
と、それぞれの役割が明確であれば、別の要素として成立する場合もあります。
そこで確認したいのは、
- 会社紹介と家族企画を関連づける必要が本当にあるか
- 関連づけることで今回のイベント目的が分かりやすくなるか
- 無理に一体化することで、どちらかの役割が曖昧にならないか
という点です。
「企業ファミリーデーだから会社紹介と家族企画を必ず一つにする」と決めず、接点が必要かどうかから判断します。
接点を作る場合も「何のためにつなぐのか」を先に確認する
会社紹介と家族向け企画に接点を持たせる場合も、先に目的を確認します。
接点を作ること自体が目的になると、会社情報を家族向け企画へ無理に入れたり、反対に家族向け企画を会社紹介の補助として扱いすぎたりする可能性があります。
そのため、
「この二つをつなげることで、今回何を実現したいのか」
を確認します。
その答えが明確でなければ、無理に一体化しないことも選択肢です。
接点の作り方は企業ごとの会社紹介内容やイベント目的によって変わるため、すべての企業へ共通する固定的な方法はありません。
会社紹介の内容と方法は企業ごとに確認する
企業ファミリーデーで会社紹介を行うとしても、紹介する内容や方法は企業ごとに異なります。
そのため、
「企業ファミリーデーではこの情報を紹介する」
「必ずこの方法で会社説明を行う」
と一律に決めることはできません。
確認したいのは、
- 今回、家族へ伝えてよい情報は何か
- 現在の内容として正しい情報か
- 社外の家族へ伝える前提で整理されているか
- 今回のイベントでどこまで扱うのか
といった点です。
実際の会社情報については、主催企業側で確認した内容を使う必要があります。
イベント企画側で、企業の沿革、事業、理念、制度などを推測して補うものではありません。
参加者全員へ同じ関わり方を求めない
会社紹介の時間を設けても、参加している家族全員へ同じ関わり方を求める必要があるとは限りません。
企業ファミリーデーには、社員本人だけでなく、家族も参加します。
子どもの年齢や家族ごとの過ごし方も異なります。
そのため、会社紹介と家族向け企画の両立を考えるときは、
「参加者全員が同じ方法で会社紹介に関わること」を前提にしすぎない
ことも大切です。
ただし、具体的にどの参加方法を用意するかは、会社紹介の内容や会場、イベント目的によって変わります。
ここでも、参加者の関わり方を一律に決めるのではなく、今回の条件に合わせて考えます。
時間割を作る前に「役割」を決める
会社紹介と家族向け企画を両立しようとすると、
「最初に会社紹介をして、そのあとに企画を入れる」
といった時間の並べ方から考えたくなることがあります。
しかし、本記事で先に決めたいのは時間割ではありません。
まず、
- 会社紹介は何を伝えるための時間か
- 家族向け企画はどのような体験を作る時間か
- 二つの間に接点が必要か
を整理します。
そのうえで、実際の時間構成を検討します。
社員家族向けイベントのショー前後や交流・休憩など、イベント全体の時間構成については、社員家族向けイベントでショー以外の時間をどう作る?で整理しています。
この記事では、時間割そのものではなく、時間割を決める前段階の「会社紹介と家族企画の役割整理」を中心に考えます。
外部出演者へ会社紹介まで任せる前提にしない
家族向け企画に外部出演者を依頼する場合でも、会社紹介まで外部出演者が担当するとは限りません。
外部出演者には、それぞれ対応する内容や担当範囲があります。
会社紹介を誰が担当するか、家族向け企画とどこまで関係させるかは、主催者側の企画と出演者側の対応範囲を分けて確認する必要があります。
外部出演者の役割や担当範囲の比較については、企業ファミリーデーで外部出演者を選ぶときのポイントで確認できます。
なお、キッズパフォーマーTOMOが会社紹介業務そのものを担当するという前提では扱いません。
会社紹介と家族向け企画は「違う役割を持つもの」として両立を考える
企業ファミリーデーで会社紹介と家族向け企画を両立するときは、二つを無理に一つの企画へまとめる必要はありません。
最初に、会社紹介では今回何を伝えたいのかを整理します。
次に、家族向け企画ではどのような体験を作りたいのかを考えます。
そのうえで、
- 会社紹介と家族企画はそれぞれ何を担うのか
- 二つの間に接点を設ける必要があるか
- 一つの企画へ役割を詰め込みすぎていないか
- 参加者全員へ同じ関わり方を求めていないか
- 会社紹介の内容は主催企業側で確認できているか
を確認します。
会社紹介で家族へ伝える情報と、家族向け企画で共有する体験は同じ役割ではありません。
それぞれの役割を分けたうえで、今回の企業ファミリーデーの目的に必要な形で組み合わせることが、両立を考えるときの基本です。
企業ファミリーデーでは、会社について伝える時間と、家族が楽しむ企画をそれぞれどのような役割にするのか整理しておくと、イベント全体を考えやすくなります。
キッズパフォーマーTOMOへのファミリー向け出演相談では、会場や参加者、イベント全体で作りたい時間など、現在分かっている条件からご相談いただけます。









