子どもがマジックを見て「どうして?」と考える楽しさ

子どもがマジックを見て「どうして?」と考える楽しさというタイトルと、疑問を持ったり予想したりする子どもを描いた生成イメージ

マジックショーを見ている子どもから、

「どうして?」

「なんで?」

「どこにいったの?」

という声が出ることがあります。

目の前で起きた不思議な変化を見て、自分なりに理由を考え始める。

それも、子どもがマジックを楽しむ方法の一つです。

マジックは、仕掛けを見破ることだけが目的ではありません。

「こうかな?」

「もしかして……?」

と予想したり、もう一度よく見てみたりする時間そのものを楽しむこともできます。

この記事では、子どもがマジックを見て「どうして?」と考える楽しさについて紹介します。

目次

マジックは「見る」だけでも楽しい

子ども向けマジックショーでは、まず目の前で起こる変化そのものを楽しめます。

何かが現れる。

なくなる。

色が変わる。

予想していた結果と違うことが起きる。

その瞬間に、

「わあ!」

「すごい!」

と反応する子どももいます。

最初は、理由を考えなくても構いません。

何が起きたのかを見て、不思議さを感じること自体がマジックの楽しさです。

そして、そのあとに「どうして?」という疑問が生まれることがあります。

「どうして?」と思うこともマジックの楽しみ

マジックを見て不思議だと感じると、

「どうしてこうなったんだろう?」

と考えたくなることがあります。

このとき、すぐに正解を見つける必要はありません。

「どこに隠したのかな?」

「さっきの動きが関係あるのかな?」

「別のところにあるのかな?」

と、自分なりに考えることができます。

分からないからこそ、自分で想像できる余地があります。

マジックの面白さは、答えを知ることだけではなく、答えが分からない状態を楽しめることにもあります。

マジックを見る、どうしてと考える、自分なりに予想するという楽しみ方の例を描いた生成図解

※画像は「見る→考える→予想する」という流れを表現した一般的な生成イメージです。特定の演目・仕掛け・教育効果を示すものではありません。

自分なりに予想してみる

「どうして?」と思ったら、

「こうかな?」

と予想してみるのも楽しみ方の一つです。

たとえば、

「こっちにあると思う」

「今の間に変わったのかな?」

と考えてみる。

実際の結果が予想と違えば、

「えっ、違った!」

という新しい驚きが生まれます。

予想が当たることもあれば、外れることもあります。

どちらでも構いません。

正解を当てることより、自分なりに考えてみることそのものを楽しめます。

正解を当てる競争にしなくてもいい

子どもがマジックを見ていると、

「分かった!」

「こうやってるんだ!」

と声を出すこともあります。

それも自然な反応です。

ただし、マジックショーを「誰が一番早く仕掛けを見破るか」という競争にする必要はありません。

答えが分からなくても楽しめます。

予想が外れても楽しめます。

何も言わず、じっと見ている子もいます。

それぞれの子どもが、自分のペースで不思議さを味わうことが大切です。

種明かしをしなくても興味は続く

「どうして?」と聞かれると、すぐに答えを教えた方がよいように感じることもあるかもしれません。

しかし、必ずその場で仕組みを説明する必要はありません。

「どうしてだと思う?」

と一緒に考えてみることもできます。

答えを知らないまま、

「不思議だったね」

と余韻を楽しむこともできます。

マジックの具体的な秘密を知ることと、マジックへの興味を持つことは同じではありません。

「もっと見たい」「もう少し考えてみたい」と感じることも、興味が続いている状態の一つです。

年齢によって「どうして?」の楽しみ方も変わる

子どもの年齢によって、マジックの見方は変わることがあります。

小さな子どもは、目の前で起こる大きな変化そのものを楽しむことがあります。

少し大きくなると、

「どうなっているんだろう?」

「何か仕掛けがあるのかな?」

と考える楽しさが増えることもあります。

さらに、

「自分でもやってみたい」

と思う子もいるでしょう。

ただし、年齢だけですべて決まるわけではありません。

同じ年齢でも、すぐに予想する子もいれば、静かに見続ける子もいます。

それぞれの興味の持ち方を大切にすることがポイントです。

子どもの予想をすぐ否定しなくてもいい

子どもが、

「ここに隠してるんじゃない?」

と予想したとき、大人がすぐに、

「違うよ」

と答える必要はありません。

「そう思ったんだね」

「ほかにも考えられるかな?」

と話を続けることもできます。

自分の考えを口にすることで、子ども自身が別の予想を思いつくこともあります。

もちろん、考えることを無理に促す必要もありません。

何も言わずに見ている子には、そのまま楽しんでもらって構いません。

親子で「どうして?」を話すこともできる

マジックショーのあとに、

「あれ、どうなっていたと思う?」

と親子で話してみる方法もあります。

保護者が正解を知っている必要はありません。

「分からなかったね」

「こうだったのかな?」

と一緒に考えるだけでも、ショーを振り返る時間になります。

子どもと大人で予想が違うこともあります。

それも一つの楽しみ方です。

マジックをきっかけに、親子で会話が広がる場合もあります。

「どうして?」から別の興味へ広がることもある

マジックを見て生まれた疑問が、その後の別の興味につながることもあります。

マジックの本を見てみる。

自分でもできそうなことを探してみる。

道具の動きが気になる。

ものの見え方について考える。

興味の方向は子どもによってさまざまです。

ただし、マジックショーを見れば必ず何かを学ぶ、特定の能力が伸びる、と保証できるものではありません。

大切なのは、子どもが何かを気にしたとき、その興味を追いかけられる余地があることです。

考えない楽しみ方も大切

ここまで「どうして?」と考える楽しさを紹介してきましたが、すべての子どもが考えながら見る必要はありません。

ただ笑う。

驚く。

拍手する。

演者の動きを楽しむ。

友達の反応を見て楽しむ。

そんな見方もあります。

マジックの楽しみ方は一つではありません。

考えたい子は考える。

見て楽しみたい子は見る。

それぞれの子どもが、自分に合った方法でショーに関われることが大切です。

「考えること」を強制しない

イベントでマジックを活用するとき、

「せっかくだから子どもに考えさせたい」

と思うこともあるかもしれません。

しかし、

「答えを言ってみて」

「なぜだと思う?」

と何度も求めると、マジックを見ること自体を楽しみにくくなる子もいるかもしれません。

質問したい子は質問する。

予想したい子は予想する。

見ているだけの子もいる。

そうした違いを認めることで、マジックショーをそれぞれの方法で楽しみやすくなります。

子どもが「どうして?」と考えられるマジックショーとは

子どもが考える楽しさを感じやすくするためには、まず「何が起きたのか」が伝わることが大切です。

変化そのものが分からなければ、

「どうしてこうなったの?」

という疑問も生まれにくくなります。

そのため、

  • 何が起きたか見て分かる

  • 変化する前後が伝わる

  • 考える余地がある

  • 正解を急いで求めない

  • 見ているだけでも楽しめる

といった要素があると、子どもが自分なりにマジックと関わりやすくなります。

マジックの「分からない」を楽しむ

マジックを見て、

「どうして?」

と思う。

自分なりに予想する。

でも、答えは分からない。

その状態も、マジックの楽しさの一つです。

正解を当てなくてもいい。

仕掛けを知らなくてもいい。

ただ不思議に思って、

「もしかして……」

と考えてみる。

マジックは、分からないことそのものを楽しめる体験でもあります。

子どもが「どうして?」と感じたときは、すぐに答えを出すのではなく、その疑問や予想を楽しむ時間も大切にしてみてください。

子どもたちがマジックの不思議さを楽しみ、それぞれのペースで「どうして?」と考えられるイベントをご検討の場合は、参加する子どもたちやイベントの目的に合わせてご相談ください。

この記事を書いた人

TOMOのアバター TOMO キッズパフォーマー

全国の幼稚園や保育園で、お子様向けのマジック・シャボン玉ショーをしている、キッズパフォーマーのTOMO(トモ)です!

私は、もともと看護師をしており、ガン病棟で働いていました。そこには、自分の意志で身体を動かすことができない子も多く、病気と闘う子どもたちを笑顔にしたいという想いでマジックを練習するようになり、気づけばキッズパフォーマーとして全国を渡り歩くようになりました。

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