商業施設イベントで親子が立ち止まりやすい企画とは?通りすがりでも内容が伝わる見せ方

商業施設でファミリーイベントを企画するとき、

「イベントの前を通る親子に気づいてもらいたい」
「通りすがりでも、何をしているのか分かる企画にしたい」
「興味を持って自然に立ち止まってもらうにはどうすればよい?」

と考えることがあります。

商業施設では、イベントを目的に来館している人だけが対象ではありません。

買い物中の家族、食事へ向かう家族、別の店舗を見ている家族など、イベントを探していない親子も会場の近くを通ります。

そのため、商業施設イベントでは、詳しい説明を読んでもらう前に、

「何をしているのか」
「楽しそうか」
「自分たちも参加できそうか」

が短い時間で伝わることが大切です。

この記事では、商業施設イベントで親子が自然に立ち止まりやすくなる企画の見せ方を整理します。

目次

商業施設では「イベントを探していない人」にも伝える必要がある

商業施設の来場者は、必ずしもイベント情報を事前に確認しているわけではありません。

たとえば、

・買い物中に偶然イベントを見つける
・子どもが何かに気づいて立ち止まる
・通路から楽しそうな様子が見える
・人が集まっているので少し見てみる

といった形でイベントを知ることがあります。

つまり、イベント担当者側がどれだけ詳しく告知していても、現地では

「たまたま通りかかった人にどう見えるか」

が重要になります。

まず「何をしているか」が外から見えるようにする

親子が立ち止まる前に、内容がまったく分からない状態では興味を持ちにくくなります。

そのため、

・ステージで何かが起きている
・子どもが体験している
・楽しそうな表情が見える
・何かに挑戦している様子が分かる

など、イベントの中身が通路側から見えることが大切です。

イベントの入口に大きな説明文を置くだけではなく、実際に楽しんでいる様子そのものを見せることが、強い入口になります。

子どもが先に気づく仕掛けを作る

ファミリーイベントでは、保護者より先に子どもがイベントへ気づくことがあります。

たとえば、

・動きがある
・音が聞こえる
・大きな装飾がある
・楽しそうな子どもが見える
・触ってみたくなるものがある

といった要素です。

子どもが

「何かやってる」
「見たい」
「やってみたい」

と感じることで、家族全体が立ち止まることがあります。

ただし、派手にすればよいわけではありません。

商業施設では、周囲の店舗や一般来館者とのバランスも必要です。

「見るだけでも大丈夫」と分かると立ち止まりやすい

イベントを見つけても、

「参加しないといけないのかな」
「受付が必要なのかな」
「今から入っても大丈夫かな」

と感じると、そのまま通り過ぎてしまうことがあります。

そのため、

まず見るだけでも楽しめる

状態を作ることが重要です。

たとえば、

・ステージを少し離れた場所から見られる
・体験している様子を外から見られる
・参加しなくても内容が分かる

といった構成です。

見ることから始めて、そのあと参加へ移れる流れがあると入りやすくなります。

説明を読まなくても内容が伝わる企画は強い

商業施設の通路では、来場者は歩きながらイベントを見ます。

長い説明文を立ち止まって読むとは限りません。

そのため、

・やっていることが視覚的に分かる
・参加者の動きが見える
・完成物や体験結果が見える
・短い言葉で内容を示す

といった工夫が役立ちます。

「詳しく読めば分かる」より、見た瞬間にある程度分かることを意識するとよいでしょう。

入口付近に分かりやすい体験を置く

体験ブースが会場の奥にしかない場合、通路からは何をしているか分かりにくいことがあります。

その場合、

・入口近くで簡単な体験を見せる
・実演しているスタッフを配置する
・参加している子どもの様子が見える

などの方法があります。

イベント会場へ入ってから内容を理解してもらうのではなく、通路側からすでに体験の一部が見える状態を作る考え方です。

「楽しそうな人がいる」こと自体が見せ方になる

イベントの装飾だけでなく、実際に参加している人の様子も重要です。

子どもが笑っている。

保護者が写真を撮っている。

親子で一緒に体験している。

こうした様子が見えると、

「自分たちも楽しめそう」

と想像しやすくなります。

商業施設のイベントでは、参加者の姿そのものがイベント内容を伝える要素になります。

人が多すぎると逆に立ち止まりにくくなる

人が集まっているイベントは賑わって見えます。

一方で、人が多すぎると、

「混んでいそう」
「入れなさそう」
「子どもを連れて行きにくい」

と感じる家族もいます。

そのため、会場の入口まで人で埋め尽くさず、

・外から中が見える
・参加場所が分かる
・通路に余白がある

状態を保つことも重要です。

賑わいと入りやすさのバランスを考えてください。

ステージは遠くからでも内容が伝わりやすい

ステージイベントには、通路からでも目に入りやすいという特徴があります。

少し離れた場所からでも、

・何か始まっている
・人が見ている
・楽しそうな雰囲気がある

ことが分かります。

そのため、商業施設ではステージが「イベントの存在を知らせる目印」になることがあります。

ただし、ステージだけでは参加しにくい家族もいます。

そこで、ステージを見て立ち止まったあとに、体験や別の参加方法へつなげる構成も考えられます。

音は「気づいてもらう」ために使いすぎない

音があるとイベントに気づいてもらいやすくなります。

しかし、商業施設では店舗営業も同時に行われています。

そのため、

・大音量にしすぎない
・長時間鳴らし続けない
・周囲の店舗との距離を考える

ことが大切です。

音だけで注意を引くのではなく、

視覚・動き・参加者の様子

なども組み合わせてイベントの存在を伝えるほうが使いやすくなります。

子どもが見える高さを意識する

イベントの掲示物や体験内容が大人の目線だけに合わせられていると、子どもから見えにくいことがあります。

特に小さな子どもは、

・人の後ろで見えない
・看板が高すぎる
・体験台の中身が見えない

ことがあります。

子ども自身が興味を持てるように、

・低い位置にも見せるものを置く
・遠くからでも動きが見える
・人の隙間から内容が分かる

といった工夫も考えられます。

通路からイベント会場へ入りやすい形にする

興味を持っても、会場への入り方が分からないと参加につながりません。

たとえば、

・囲いが多すぎる
・入口が一か所しかない
・受付を通らないと見られない
・列と見学者が混ざっている

状態では、立ち止まっても入りにくくなります。

商業施設では、

通路→少し見る→興味を持つ→参加する

という流れを意識すると分かりやすくなります。

受付はイベントの入口をふさがないようにする

受付が必要なイベントでは、受付テーブル自体が入口をふさいでしまうことがあります。

受付へ行かないと中を見られない構成だと、

「参加するか決める前に受付が必要」

という印象になります。

可能であれば、

・まず様子を見られる
・参加したくなったら受付できる

流れのほうが、通りすがりの親子には入りやすくなります。

もちろん、参加前の確認が必須な企画では安全管理を優先してください。

写真を撮りたくなる場面も立ち止まるきっかけになる

親子イベントでは、

・子どもが何かに挑戦している
・楽しそうな背景がある
・親子で一緒に参加している

といった場面は、保護者が写真を撮りたくなるきっかけになります。

写真を撮るために少し立ち止まり、そのままイベントへ興味を持つこともあります。

ただし、写真映えだけを目的にするのではなく、体験そのものが楽しそうに見えることが前提です。

通りすがりの人と観覧者の場所を分ける

立ち止まる人が増えると、通路が狭くなることがあります。

そのため、

・少し見る人
・しっかり見る人
・参加する人

の場所が重なりすぎないようにすることが大切です。

たとえば、通路に立ち止まるのではなく、少し内側へ入って見られるスペースを作ると一般来館者の邪魔になりにくくなります。

「立ち止まってもらう」ことと「通路をふさぐ」ことは別です。

立ち止まったあとに次の行動が分かるようにする

イベントに興味を持って立ち止まっても、

「ここからどうすればよいの?」

と分からなければ参加につながりません。

そのため、

・そのまま見られる
・体験へ参加できる
・受付場所が分かる
・次のステージがある

など、次の行動が分かる状態にします。

立ち止まること自体をゴールにせず、そのあとどうイベントへ関われるかまで考えることが重要です。

派手さより「分かりやすさ」を優先する

商業施設では、多くの店舗や広告が目に入ります。

そのため、イベントを目立たせようとして装飾を増やしすぎると、かえって何をしているか分からなくなることがあります。

重要なのは、

「これは子ども向けイベントです」
「ここで見ることができます」
「ここで体験できます」

という情報が簡単に伝わることです。

派手だから立ち止まるのではなく、楽しそうで分かりやすいから立ち止まる

状態を目指すとよいでしょう。

商業施設では「立ち止まる前」からイベント設計が始まる

商業施設のイベントでは、会場へ入った人だけを見るのではなく、

まだ通路を歩いている人からイベント体験が始まっている

と考えることができます。

通路から見える。

子どもが気づく。

少し立ち止まる。

内容が分かる。

参加してみる。

この流れを自然につなげることで、イベントを目的に来館していなかった家族にも参加のきっかけを作れます。

商業施設イベントでは、

「どう参加してもらうか」の前に、「どう気づいて、足を止めてもらうか」

という視点から企画を見直してみてください。

この記事を書いた人

TOMOのアバター TOMO キッズパフォーマー

全国の幼稚園や保育園で、お子様向けのマジック・シャボン玉ショーをしている、キッズパフォーマーのTOMO(トモ)です!

私は、もともと看護師をしており、ガン病棟で働いていました。そこには、自分の意志で身体を動かすことができない子も多く、病気と闘う子どもたちを笑顔にしたいという想いでマジックを練習するようになり、気づけばキッズパフォーマーとして全国を渡り歩くようになりました。

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