児童館の自由参加イベント|途中参加・途中退出があっても進めやすい考え方

児童館でイベントを行うときは、学校行事のように「開始時刻までに参加者全員がそろう」とは限りません。

遊んでいた子どもが途中から参加したり、帰宅時間になった子どもが途中で退出したりすることがあります。

そのため、児童館の自由参加イベントでは、

・途中から入っても内容が分かる
・途中で抜けても周囲に大きな影響が出ない
・出入りがあっても進行を止めなくてよい
・職員が参加中の子どもと出入りする子どもの両方を見守れる

といった運営が重要になります。

大切なのは、全員を同じ時間に集めることではなく、人の出入りがあってもイベント全体が自然に続く形にしておくことです。

この記事では、児童館で自由参加イベントを行うときに考えたい、途中参加・途中退出への対応と進め方を紹介します。

目次

児童館イベントは「全員そろって開始」を前提にしない

学校の授業や全校行事では、開始前に参加者がそろっていることが多くあります。

一方、児童館では、

・遊びの途中でイベントに気づく
・友だちが参加しているのを見て加わる
・別の活動を終えてから参加する
・帰宅時間や迎えの都合で途中退出する

といったことが起こります。

そのため、イベント開始時に全員へ長い説明をして、その内容を知らないと参加できない構成にすると、途中参加の子どもが入りにくくなります。

自由参加イベントでは、途中から見ても状況を理解しやすい内容を意識すると運営しやすくなります。

最初の説明を聞かなくても参加できる形にする

途中参加に対応しやすくするには、最初の説明をできるだけ短くすることがポイントです。

たとえば、

・見れば何をしているか分かる
・周囲の子どもの動きを見て参加できる
・職員が短く説明できる
・一つの活動が長時間続きすぎない

といった形にすると、途中からでも入りやすくなります。

「最初から見ていないと分からないイベント」より、短い単位で内容が切り替わるイベントのほうが、児童館の自由参加形式には向いています。

途中参加のたびに進行を止めない

新しく子どもが入ってくるたびに、イベント全体を止めて説明し直す必要はありません。

途中参加の子どもには、入口付近にいる職員が、

・今何をしているか
・どこに座ればよいか
・参加するときの簡単なルール

を短く伝えられる形にしておくとスムーズです。

イベントを進める人と、途中参加を案内する職員の役割を分けておけば、参加中の子どもたちの流れも止まりにくくなります。

出入口の近くに余白を残す

自由参加イベントでは、会場の座席や子どもの位置をぎりぎりまで詰めすぎないことも大切です。

途中から参加する子どもが入ってきたときに、会場の奥まで人をかき分けて移動しなければならない配置だと、周囲の集中を妨げやすくなります。

そのため、

・入口から入りやすい場所を残す
・後方や端に途中参加しやすい場所を作る
・出入口まで移動できる通路を確保する

といった工夫が有効です。

児童館では、「何人座れるか」だけでなく「出入りしやすいか」も会場配置の基準になります。

途中退出も自然にできるようにする

途中参加だけでなく、途中退出も児童館では珍しいことではありません。

帰宅時間、迎え、別の予定などで、イベントの途中に帰る子どもが出ることがあります。

そのたびにイベントを中断すると、参加している子どもの集中も途切れてしまいます。

そのため、

・出口まで移動しやすい
・退出する子どもを職員が確認できる
・途中で抜けても活動に大きな支障が出ない

という状態を作っておくことが重要です。

「全員参加型」にしすぎない

自由参加イベントでは、全員が常に同じ行動をする構成にすると、途中参加・途中退出へ対応しにくくなることがあります。

たとえば、全員が順番に前へ出る活動では、途中から入った子どもをどこに入れるか判断が必要になります。

反対に、

・見て楽しめる
・希望する子どもだけ参加できる
・手を挙げるだけでも参加できる
・その場で簡単に加われる

といった参加方法なら、出入りがあっても対応しやすくなります。

児童館の自由参加イベントでは、参加方法にも選択肢を残すことがポイントです。

途中から見ても楽しめる内容を入れる

イベント全体にストーリーがあり、最初から見なければ意味が分からない構成では、途中参加した子どもが入りにくくなります。

そのため、

・短いコーナーをいくつか組み合わせる
・一つひとつの内容が独立している
・見た瞬間に何をしているか分かる
・途中からでも反応できる

といった構成が向いています。

途中から参加した子どもが「もう始まっているからやめておこう」とならず、自然に加われることが重要です。

職員の配置は「イベント側」と「出入口側」に分ける

自由参加イベントでは、職員全員が同じ場所に集まらないようにすることも大切です。

イベントを見守る職員に加えて、

・途中参加する子どもへの案内
・退出する子どもの確認
・出入口周辺の安全確認

を担当できる職員がいると進めやすくなります。

特に参加人数が増えた場合、イベント中央だけを見ていると、入口付近の動きが分かりにくくなることがあります。

そのため、会場内と出入口の両方が見える配置を考えておくと安心です。

参加人数が途中で増えても対応できる余地を持つ

自由参加では、開始時の参加人数がそのまま最後まで続くとは限りません。

イベントを見ていた子どもが友だちを呼び、途中から人数が増えることもあります。

そのため、

・座る場所を少し増やせる
・後方に立って見られる場所がある
・通路をつぶさずに人数を増やせる

といった余地を残しておくと対応しやすくなります。

最初から会場をいっぱいに使うのではなく、途中参加を受け入れるための余白を残しておくことが重要です。

途中参加・退出を「例外扱い」しない

児童館の自由参加イベントでは、途中参加や途中退出はトラブルではありません。

むしろ、施設の利用方法を考えると自然に起こることです。

そのため、

「途中から来た子をどうするか」

を当日に考えるのではなく、

最初から途中参加する子どもがいる前提でイベントを設計する

ほうが運営しやすくなります。

同じように、途中で帰る子どもがいることも前提にしておけば、職員側も慌てずに対応できます。

児童館の自由参加イベントは「出入りしても続けられる」がポイント

児童館のイベントでは、全員を同じ時間に集めることよりも、子どもが自分のタイミングで参加しやすい環境を作ることが大切です。

特に確認したいのは、

・途中からでも内容が分かるか
・最初の説明を聞かなくても参加できるか
・出入口まで移動しやすいか
・途中退出しても進行に影響しないか
・職員が出入口と会場内を見守れるか
・人数が増えても対応できる余白があるか

という点です。

児童館ならではの「自由に利用できる」という特徴を活かしながら、途中参加・途中退出があってもイベントが自然に続く設計にすることが、参加しやすい企画につながります。

この記事を書いた人

TOMOのアバター TOMO キッズパフォーマー

全国の幼稚園や保育園で、お子様向けのマジック・シャボン玉ショーをしている、キッズパフォーマーのTOMO(トモ)です!

私は、もともと看護師をしており、ガン病棟で働いていました。そこには、自分の意志で身体を動かすことができない子も多く、病気と闘う子どもたちを笑顔にしたいという想いでマジックを練習するようになり、気づけばキッズパフォーマーとして全国を渡り歩くようになりました。

目次