放課後の短時間イベントはどう組む?おやつ・帰宅時間と重ならない考え方

学童や放課後児童クラブでイベントを企画するとき、

「イベントそのものは短時間なのに、どこに入れればよいか決めにくい」

ということがあります。

放課後の時間には、イベント以外にも、

・子どもの来所
・宿題
・おやつ
・自由遊び
・帰宅準備
・順次帰宅

など、普段の活動があります。

そのため、学童のイベントでは「何分のイベントにするか」だけでなく、普段の放課後の流れのどこに入れるかを考えることが大切です。

この記事では、短時間イベントをおやつや帰宅時間と重ねすぎず、無理なく組み込むための考え方を紹介します。

目次

学童イベントは「イベント時間だけ」で考えない

短時間イベントを企画するとき、

「イベントは短いから入れやすい」

と考えたくなります。

しかし、実際にはイベントの前後にも時間が必要です。

たとえば、

・活動をいったん区切る
・子どもが集まる
・必要な場所へ移動する
・イベントへ参加する
・終了後に元の活動へ戻る
・帰宅する子どもは帰る準備をする

といった流れがあります。

そのため、イベントそのものが短くても、前後の切り替えまで含めると必要な時間は広がります。

学童では、イベント開始から終了までではなく、普段の活動からイベントへ移り、また次の活動へ戻るまでを一つの流れとして考えることがポイントです。

まず普段の放課後の流れを確認する

イベント時間を決める前に、その施設で普段どのように放課後が進んでいるかを整理します。

たとえば、

・子どもがいつごろ来所するか
・宿題に取り組む時間があるか
・おやつはどのように取っているか
・自由遊びの時間をどうしているか
・帰宅が集中しやすい時間帯があるか
・保護者のお迎えがあるか

などです。

施設によって流れは異なるため、最初から「イベントはこの時間」と決める必要はありません。

普段の流れを先に確認し、その中で比較的動かしやすい時間を探すほうが組み立てやすくなります。

おやつとイベントは切り替え時間まで考える

学童では、おやつの時間とイベント時間が近くなることがあります。

その場合、

「おやつが終わったらすぐイベント開始」

とすると、準備や片付けが間に合わないことがあります。

おやつには、

・配る
・食べる
・片付ける
・手を洗う
・場所を整える

といった動きがあります。

イベント会場とおやつの場所が同じ場合は、机や椅子を動かす必要が出ることもあります。

そのため、イベントとの間には、子どもと職員の両方が切り替えられる余白を考えておくことが大切です。

イベントのために普段の活動を全部止めなくてもよい

学童のイベントだからといって、施設内の全員が同じタイミングで同じ行動をしなければならないとは限りません。

状況によっては、

・イベントに参加する子ども
・宿題を続ける子ども
・別の場所で過ごす子ども
・帰宅準備を始める子ども

が同時にいる場合もあります。

施設の運営方針やイベント内容によりますが、全員を完全に一斉移動させるより、普段の活動を一部残しながらイベントを行うほうが自然な場合もあります。

特に短時間イベントでは、日常の放課後活動の中へ無理なく組み込むという考え方が重要です。

帰宅時間が近い子どもへの対応も考える

学童では、全員が同じ時刻に帰るとは限りません。

イベント中に帰宅時間を迎える子どもがいる場合もあります。

そこで事前に、

・途中で退出できるか
・出口まで移動しやすいか
・荷物をどこに置くか
・帰宅する児童を誰が確認するか

といったことを考えておくと運営しやすくなります。

「イベントが終わるまで帰れない」という構成にしてしまうと、普段の帰宅ルールとぶつかることがあります。

そのため、短時間イベントでは、途中退出が必要になっても大きく進行が崩れない形が使いやすくなります。

帰宅動線とイベントスペースを重ねすぎない

帰宅する子どもがイベント参加者の前を横切る配置では、双方が落ち着きにくくなることがあります。

可能であれば、

・イベントを見る場所
・荷物置き場
・出入口
・帰宅準備をする場所

の関係を確認しておきます。

イベント参加者の間を通らなくても帰れる動線があれば、途中で帰る児童がいても進行を止めにくくなります。

イベント内容だけでなく、普段の帰宅動線を残しておくことが学童では重要です。

短時間イベントは内容を詰め込みすぎない

短い時間で実施するからといって、たくさんの内容を詰め込む必要はありません。

むしろ、

・導入が長い
・説明が多い
・準備に時間がかかる
・参加者の入れ替えが多い

といった構成にすると、実際に楽しめる時間が短くなることがあります。

短時間イベントでは、

始まったらすぐ楽しめて、終わったら次の活動へ移りやすい

という構成が向いています。

企画段階では「何を増やすか」より、「何を減らせるか」を考えることも大切です。

全員がそろうまで待たない方法もある

放課後児童クラブでは、学校や学年によって来所するタイミングが異なる場合があります。

そのため、全員がそろうまでイベントを始められない構成にすると、待ち時間が長くなることがあります。

施設の状況によっては、

・ある程度集まったら始める
・途中から参加できる
・短いコーナー単位で楽しめる

といった形にしておくと運営しやすくなります。

大切なのは、全員が同じ瞬間に参加することより、放課後の流れを大きく崩さないことです。

職員の役割もイベントだけに集中させない

イベント中も、学童としての通常運営は続きます。

たとえば、

・帰宅する児童への対応
・体調確認
・別の活動をしている児童の見守り
・お迎えへの対応

などが必要になる場合があります。

そのため、職員全員をイベントスペースへ集めてしまうのではなく、

・イベントを見る職員
・施設全体を見る職員
・出入口や帰宅対応をする職員

など、必要に応じて役割を分けます。

学童イベントでは、イベント運営と普段の施設運営を同時に成立させる視点が欠かせません。

イベント終了後の流れまで決めておく

イベントの終わり方も重要です。

終了した瞬間に子どもたちが一斉に、

・荷物を取りに行く
・遊びに戻る
・帰宅準備をする

となると、室内が混雑することがあります。

そこで、

・元の活動へ戻る
・帰宅する児童は準備する
・使った場所を片付ける

といったイベント後の流れも事前に考えておきます。

短時間イベントでは、終了後に日常の学童生活へスムーズに戻れることも重要です。

「イベントを中心」に放課後を組み直しすぎない

特別なイベントがあると、そのイベントを中心に一日の流れを大きく変更したくなることがあります。

しかし、学童を利用する子どもにとっては、

・宿題をする
・おやつを食べる
・友だちと遊ぶ
・落ち着いて過ごす
・時間になったら帰る

といった普段の時間も大切です。

イベントは、それらをすべて置き換えるものではありません。

普段の放課後生活の中に、楽しい時間を一つ加える

くらいの考え方で組み込むと、施設側にも子ども側にも負担が少なくなります。

学童の短時間イベントは「前後の時間」から考える

学童・放課後児童クラブで短時間イベントを行うときは、イベントそのものの長さだけで判断しないことが大切です。

確認しておきたいのは、

・イベント前に何をしているか
・おやつとの間に切り替え時間があるか
・途中で帰宅する児童がいるか
・帰宅動線を確保できるか
・通常活動をどこまで続けるか
・職員が通常運営にも対応できるか
・終了後に普段の活動へ戻りやすいか

といった点です。

宿題・おやつ・自由遊び・帰宅という普段の流れを先に考え、その中にイベントを無理なく入れる。

この順番で考えることが、放課後の短時間イベントを組み立てやすくするポイントです。

この記事を書いた人

TOMOのアバター TOMO キッズパフォーマー

全国の幼稚園や保育園で、お子様向けのマジック・シャボン玉ショーをしている、キッズパフォーマーのTOMO(トモ)です!

私は、もともと看護師をしており、ガン病棟で働いていました。そこには、自分の意志で身体を動かすことができない子も多く、病気と闘う子どもたちを笑顔にしたいという想いでマジックを練習するようになり、気づけばキッズパフォーマーとして全国を渡り歩くようになりました。

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